9月のテーマは「家」

次回のてつがくカフェのテーマは「家」

「イエ」とか「家庭」ではなくまずは建物としての「家」を考えてみませんか?女性にとって「家」ってなんでしょう?

今回は進行役として鎌倉哲学カフェ主催の堀田利恵子さんをお迎えします。

◇日 時:9月17日(火)9:30-11:30

◇場 所:神谷町光明寺オープンテラス(日比谷線神谷町駅3番出口すぐ)

http://www.komyo.net/web/kamiyacho.html

◇テーマ:「家」

◇進行役:堀田利恵子さん(鎌倉哲学カフェ)

◇参加費:500円(ドリンクの用意はございませんので各自ご用意ください)

◇定 員:10名

◇申込み:hiroizum@cafephilo.jp(カフェフィロ廣井)

◇主 催:カフェフィロ

オープンテラスは正面左手階段を上ってお2階になります!

IMG_0546

Vol.2 「世間体」

8/20に女性のためのてつがくカフェvol.2@光明寺を開催しました。 本来ならオープンテラスで行うはずでしたが、かなりの暑さに断念。。光明寺さんのご厚意で急遽お寺のなかの一室を使わせていただくことになりました。
今回のテーマは「女性と世間体」です。
●世間は窮屈? まずは、世間体を巡るさまざまなエピソードから。自分の母親やお姑さんを代表とする上の世代の人は「世間体に縛られている」あるいは「がんじがらめになっている」が、それは自分で自分を縛っているにすぎない、また、世間は自分を映す鏡のようなものだから決して逃れることはできないという意見など、「世間は窮屈なもの」ということに参加者が頷きながらのスタートとなりました。
●世間のない世界もある? 次に、世間の無い世界は可では?という問いが立てられました。ツイッターに代表されるようにネット上では匿名も可能だから世間のないの世界も可能では、ということに。しかし、いくら「匿名の私」であってもそれを取り巻くように世間は必ずできるし、仮にネット上では匿名で生きられても実生活ではできない。というのも、継続したい(しなければならない)人間関係がある以上そこには世間が生まれるのだから。それも一つではなく、いくつもある、という意見も。
●良い世間とは? 世間とは切っても切れない関係がある以上、悪い面ばかりでなく良い面もあるのでは?との問いかけに、たしかに心地よい世間もあるということでした。つかず離れずの程よい緊張感がある関係の中には「良い世間」が生まれるらしい。どういうものなのかというと、他人から言われるではなく自分の中から生まれた規律、もしくは自分が決めた規律に従うのであれば気持ちがいい、自分が積極的に関わるコミュニティーは心地よいなど、所与のものとしての世間ではなく、主体的に関わることができる世間であれば決して悪くはないということでした。

とくに、お子さんをお持ちの方が感じるのは「知っていてもらえる安心感」だそうです。知っているけど普段はあえて口出ししない、けれど困った時には助けてくれる世間というものが確かにある。そういう世間とつながっていたい思えるのは子どもを産んでからだそうで、理由は一人でできることには限界があるからとのことでした。こうした見守り型世間は子育てに限らず高齢者にも当てはまり、良いコミュニティーには不可欠ということになりました。
●「違い」こそが世間の生みの親? 後半はおもに目に見える関係中心に「世間話」は進みましたが、見えない世間について次のような意見がありました。自分以外の人間と関係を作っていかなければならない以上、自分と他者の「違い」が現れ、その違いの何を問題にするかによってその人固有の世間が生まれてくる、つまり「世間に実体はない」という意見はとても新鮮でした。対話の冒頭に出た意見「世間は自分を映す鏡」にも通じています。とすると、他にも話題になった、文化やジェンダー、障害など、さまざまな「違い」を意識することによって初めて顕在化するのが「世間」ということになります。「違い」についてはまだまだ話し合いたかったのですが、時間になりお開きとなりました。
20代から50代までの女性たちによる「世間話」は嫁姑問題、結婚問題、親子問題、教育問題など多岐に渡るものでした。なお、ジェンダーと世間が話題になった際に、男性よりも女性の方が世間体を気にする傾向がありそれは女性の本質であるという意見が出たので、これについてはぜひ別の機会に話し合ってみたいと思います。

8月のてたぷふ

~ 8月てたぷふ(ファシリテーション勉強会)のお知らせ~
哲学カフェのファシリテーションに関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。
お盆の真っ最中ですけれどお時間のあるかたはぜひ!

○日 時:8月15日(木)19:00~21:00
○会 場:東京ボランティア・市民活動センター C会議室  (JR飯田橋駅すぐ)        http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access
○参加費:500円
○募集人数:10名
○申込み先:hiroizum@gmail.com (担当:廣井)

「こんなことやってみたい」「こういうことで困っている」などの提案・疑問なども受け付けていますのでお気軽にお問い合わせくださいね。

お寺のコンサート    「誰そ彼」

7月20日(土)の夜にお世話になっている光明寺さんでコンサート「誰そ彼」がありました。今年で10周年だそうす。

画像はケバブジョンソンの皆さんの演奏です。アコースティックギター(ときどきピアノ)、コントラバスのベース、ドラムの3人の演奏に目が釘付けになりました!http://www.kebabjohnson.com/

IMG_0560

「誰そ彼」は「たそがれ」と読むのだそうです。いまでこそ「黄昏」と書きますが、その昔は「彼は誰?」と人の顔の見分けがつかなくなる夕暮れ時のことを「誰そ彼」と言ったそうです。

また、「化け物」(目に見えない存在)に対する警戒の意味もあったようです。古人の暗闇み対する恐れや人間の手には負えない何者かに対する畏怖の念が込められているんですね。

ロマンティックな「黄昏」も素敵ですが、いにしえの趣たっぷりで暗闇の恐怖を連想させてくれる「誰そ彼」は夏にこそふさわしい呼称です。

てつがくカフェ vol.2

8/20 女性のためのてつがくカフェ@神谷町光明寺 vol.2

緑豊かなお寺のオープンテラスでゆったりとくつろぎながら、女性ならではのこだわりのテーマについて一緒に話し合いませんか?  第2回目は前回の「子どものしあわせ」の際にも話題にのぼった「世間体」について考えてみたいと思います。

cafe philo 最終2

○日 時:8月20日(火)9:30-11:30 ○場 所:神谷町光明寺オープンテラス       http://www.komyo.net/web/kamiyacho.html

○交 通:日比谷線神谷町駅3番出口から徒歩1分       http://www.komyo.net/web/access.html

○テーマ:「女性と世間体」 ○進行役:廣井 泉(カフェフィロ)

○参加費:500円(ドリンクの用意はありませんので各自ご持参ください)

○定 員:10名(会場設備の都合上、事前にお申し込みをお願いしております)

○申込先:お名前とご連絡先を明記の上、下記までお申込みください。       → hiroizum@cafephilo.jp (廣井)

○主 催:カフェフィロ

ロゴのお披露目

cafe philo 最終2素敵なロゴを作っていただきました☆ いかがでしょうか?

作ってくださったのは鎌倉哲学カフェを主催していらっしゃる「堀田利恵子さん」です。https://www.facebook.com/kamakuraphilosophycafe

ロゴ負けしないように続けていかないと。。。

堀田さんには女性のためのてつがくカフェ進行役として9月にご登場いただきます!

時間軸における多様性

「大人は子どもを決めつけたがるのはなぜなんだろう?」こんな意見が出ました。本当はもっといろいろな面を持っているのにそれは見てくれない、、という子どもの不満。

もしかすると、大人も子どもも同じかも知れません。あるお母さんの発言にとてもハッとさせられました。

「完璧なお母さんでいたいと思っていたけれど疲れてしまって、、わたしの未熟な部分も隠さずに見てもらうことにしました」

今はまだ未熟だけど成長していく過程を家族みんなに見てもらいたいのだそうです。なんて素敵なお母さん!(実際にとてもお若くて美しいママさんでした♡)

団扇

一人の人間の多様性を水平方向の多様性だとして、時間軸(垂直軸)における多様性もまた同じ一人の人間の多様性とする考え方(ご本人がおっしゃったわけではないですけど)にハッとしました。

つまり、一人の人間の成長を時間軸に置いて、そこにも多様性を見出すという考え方です。確かに現在の人格を形成しているのは過去の時間でもあるわけですし。

なんて哲学的!

「時間軸における多様性も認めてあげる」

その人の現在も過去も未来も、みんなひっくるめて受け入れるってことですよね。

長い目で見守ってあげられることは、家族のようにじっくりと時間をかけて向き合うことのできる関係だからこそですけれど、友人関係、教育現場にも必要なことのように思いませんか?

 

 

日本でいちばん暑い   てつがくカフェ・・・?

7月10日水曜日、女性のためのてつがくカフェの第一回目を開催しました。

屋根つきの広いオープンテラスといっても、外であることには変わりまりません。前日はキャンプにでも行くように団扇や虫よけスプレーを準備して野外での実施に備えました。

当日は気温35度でしたが心地よい風が吹いきてまずまずのコンディション。神風ならぬ仏風、かも?

それに、参加してくださったお母さんたち+19歳の女子大生(!)が、爽やかで、前向きで素敵な女性ばかりだったので、とても楽しくて有意義なてつがくカフェになりました。

「大人の考える子どものしあわせと子どもが考える子どものしあわせにギャップがあるのはなぜ?」

これが参加者の皆さんと決めた今回のお題です。皆で子どもの頃に戻って大人への不満や大人の嫌なところを話し合ったり、その後は、ではどのような大人になればいいんだろう?と話しあったり。。

DSCF1870

うーん、なんという前向きな哲学カフェでしょう!お母さんたち、本当にキラキラしていました。お暑いなか、ご参加くださって有り難うございました。

このような対話の場作りにご協力くださった光明寺の皆さまにも心から感謝です。

お坊さんのお菓子

神谷町光明寺の「おもてなし」に行ってきました。
なんと、お坊さん手作りの和菓子がいただけるのです!
本日のお菓子は「紫陽花」。
上が淡い紫色の寒天で下がとろりとしたわらび餅です。
黒みつがアクセントになっていてとても美味しかったですよ。

パティシエはオープンテラスの店長でお坊さんの木原祐健さんです。
てつがくカフェ開催にあたっていろいろと相談にのっていただいています。
「おもてなし」に行ってみたい方、木原さんに会いたい方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

http://www.komyo.net/kot/

6月のおもてなし

てつがくカフェ@光明寺

てつがくカフェのご案内です☆★
緑豊かなお寺のオープンテラスでゆったりとくつろぎながら、女性ならではのこだわりのテーマについて一緒に考えてみませんか?
第1回目は「子どものしあわせ」について考えます。

◇日 時:7月10日(水)9:30~11:30
◇場 所:神谷町光明寺オープンテラス(日比谷線神谷町駅3番出口から1分)
http://www.komyo.net/web/kamiyacho.html

光明寺テラス

◇テーマ:「子どものしあわせ」
◇進行役:廣井 泉(カフェフィロ)
◇参加費:500円
◇定 員:10名(会場準備の都合上、事前にお申込みくださいませ)
◇申込先:hiroizum@cafephilo.jp (廣井)